関西秋の旅2014~京都編(其の弐)~
京都2日目ですが、西側へ行くのは変わらないのですが、平日でも南禅寺・永観堂付近、清水寺へのバスの混み方から、嵐山は混雑しそうな感じなので、午後に行こうと思っていた嵐山・嵯峨野ですが、朝の早い時間に向かうことにします。
この日からは、「スルッとKANSAI3dayチケット」を使います。
これは、関西を中心とした加盟する鉄道・バス会社が乗り放題になるチケットで、今回京都以外にも行くためこれを使うことにしました。
京都でも「観光乗車券」ではのれない阪急や京阪も乗れますので、移動範囲が広がります。
京都西側は阪急や京福を使うことが多いので、今日からこの乗車券をつかうことにします。
四条大宮 -(京福電鉄嵐山本線) - 嵐山
もうすぐ9時になりそうなので、「宝厳院」へ行ってみます。
9時前ですがすでに開いてました。
いつも来ると混んでて行列ができているのですが、平日のまだ朝早い時間なので人も少ないです。
そして中に入ると?
あまり紅葉してないみたいですね。緑が多いです。
部分的に紅葉している感じです。
ここは、夜ライトアップで来ようと思ってましたが、ちょっと微妙な感じですね。
さて、道路がすいてるうちにバスで北上して、ちょっと変わったお寺2つ廻ります。
嵐山天竜寺前 - (京都バス64) - 鳥居本
かなり山のほうにはいったところでバスを降ります。
バス停のある道路から谷側の旧道へ降りていくと、1つ目のお寺の「化野(あだしの)念仏寺」です。
境内にはいったところで真っ赤な景色が広がります。
やはり山のほうが紅葉していますね。
そしてこのお寺の景色がこれ!
たくさんの石仏・石塔があるこの景色です。
これは、化野に散在していた多くの無縁仏を掘り出して集めたものだそうです。
数に圧倒されます。(この石仏・石塔のある区画に入っての撮影は禁止です)
境内の奥には竹林を上がっていく階段がありました。
この上は檀家さんの墓地となっていますが、六面六体地蔵があります。
ある程度は調べていたのでわかっていましたが、行ってみるとそれ以上になにか不思議な感覚を覚えました。
さて、ここからさらに旧道を山側へ登っていくと、もう一つのお寺があります。
「愛宕(おたぎ)念仏寺」です。
化野念仏寺は明るい場所にあったのですが、この愛宕念仏寺は斜面にあってほとんど日が当たらないような場所にあります。
そしてこの景色!
すごい石像の数です。
ただ、顔が愛くるしい感じのものもあってなにかほほえましい感じがあります。
この2つお寺で、京都のはなやかな景色とは別の景色をみることができました。
ここからバスで戻ってもいいのですが、お昼近くになってきて、そろそろ嵐山あたりは大混雑していてバスも避けるくらいになっているので、歩きながら嵯峨野のお寺を廻っていくことにします。
嵯峨野の平地付近はあまり紅葉してない状態。
じつは、他にも行く予定だったかなり穴場の場所があったのですが、行ってみたところ、あまり紅葉して無い感じなので、中に入るのやめたりしてます。
有名どころはそれなりに紅葉しているのは何ですかね。手入れとかあるんですかね。
嵐山の通りに戻ってくると、平日なのにすごい人です。
ですのでここはすぐに通過して、渡月橋をわたり、阪急の嵐山駅までいきます。
次は、もともと午前中に行く予定だった場所にいくことにします。
嵐山 -(阪急嵐山線)- 桂 -(阪急京都線)- 東向日
東向日からバスですがちょっと時間が空いているので、駅前の蕎麦屋で遅いお昼食べて時間つぶします。
阪急東向日 -(阪急バス65)- 南春日町
ここから1Kmちょっと歩いて「勝持寺」へ向かいます。
ここは、2010年に京都の紅葉に初めて来たときに、善峯寺へ向かうタクシーの女性運転手さんに教えてもらった場所です。
4年越しで訪問です。
やや緩い登りの道を進んでいくと、とつぜん階段が現れます。
ここにきて階段はつらいなぁと思ったのですが、それほど長くないのでのぼって山門をくぐったら、そこから細い急な上り坂が現れます。
午前中、嵐山・嵯峨野を歩き回ってあとなので、これはかなりきつかったですね。
何とか登って、たどり着いたところにこの景色です。
のぼってよかったなと思う景色です。
勝持寺は、別名「花の寺」とも呼ばれていて、桜を初めとして花がきれいなお寺として知られています。
案内も花の寺とも書かれている場所もあります。
でも、紅葉もすごくきれいなところでした。
登ってきたところ下りていくと、来る途中通り過ぎた「大野原神社」があります。
ここも紅葉がきれいとのことで入ってみます。
この日、宝厳院にライトアップ行こうと思っていましたが、さすがに勝持寺の坂でやられてしまったのと、宝厳院の紅葉がそれほどでもないのでライトアップはやめて、翌日のために体力回復することにしました。
京都3日目ですが、この日から3連休ということで、混雑が予想されるので、混雑が本格的になる前の午前中だけ廻ることにします。
そして、2日間の状況から、どちらかというと山の上側にいくことにで場所も絞りました。
ホテルを7時前にでて、京都駅へ
大宮 -(阪急京都線)- 烏丸/四条 -(烏丸線)- 京都
荷物をコインロッカーにいれて、軽く朝飯を食べてから、スルッとKANSAIチケットの範囲外ですが、JR奈良線でひと駅行きます。
京都 -(JR奈良線)- 東福寺
まず、最初は「東福寺」。
開門は9時からなのですが、8時前で電車は満員に近いくらいで、東福寺駅はかなりの混雑。
ちょっと撮影は難しいかなと思いましたが、臥雲橋あたりまで来ると、それほどでもないので、人を避けながら撮影しました。
中にはいって、通天橋からの眺めも綺麗なのですが、ここからの眺めも綺麗です。
そして写真撮りにとっては実は臥雲橋のほうが絵になるんですよね。
入場待ちの列が臥雲橋のあたりまで伸びてきたようなので、ちょっと早いですが、次の目的の場所へ行くことに。
少しもどってから、駅のほうにはいかず反対の方向に行きます。
狭い通りを抜けていくと、少し広い参道にでます。
まだ、8時半前なので、人がほとんどいないのでちょっと不安になりますが、坂を登っていきます。
山門をくぐると、木々に囲まれた道を登っていきます。
登り切ると「泉涌寺」につきます。
こちらにも後で行きますが、もう少し行ったところにある「雲龍院」に先に行くことにします。
九時開門なので周りを撮影していると、時間前にはいれるようになりました。
私を含めて、4~5人くらいだったので、ゆっくりみることができました。
ここで有名なのは、この部屋の風景。
数年前に報道ステーションのお天気コーナーで紹介されたそうですが、
障子のガラス部分からお庭の景色が見えるのですが、それぞれが違った景色をみることができます。
そのように作ったのか偶然なのか、いずれにしても趣のある素晴らしい景色だとおもいます。
そして、ここにも昨年行った、今年JRのCMになっている源光庵のような、迷いの窓、悟りの窓があります。
いずれの部屋もこのいちから見るとよいという場所に座布団や椅子がおかれています。
じっくり見れたためかもしれませんが、ここが今年一番印象にのこった場所でした。
仏殿・舎利殿のある場所は紅葉している木がないのですが、御座所にはいった庭園に素晴らしい景色があります。
ちょうど逆光になってしまっているので、ちょっと色がいまいち出てないですが、実際はすごく鮮やかな色のお庭でした。
そして、参道を下りていく途中に、ちょっと横に入る道があります。
この先に、「いまくまの観音」があります。
境内の裏側で、赤・橙・黄、そして空の青の色をみることができました。
これで、今年の京都の紅葉めぐりは終了です。
泉涌寺通 -(市営208)- 京都駅前
京都駅にもどって、お土産買ってお昼を食べて、さて、大阪へ向かいます。
次回、”大阪編”へ続く
撮影日:2014年11月21日~22日
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